ビルマネジメントは、オフィスビルや商業施設などの建築物の所ビルオーナー、不動産投資家に代わって、建築物に関するマネジメント的な管理・運営の業務を行います。
一般的なビルメンテナンスが清掃、警備、設備管理などの直接的な労働力の提供業務を指すのに対し、ビルマネジメントはそれらの業務を統括するとともに、営業、経理・事務、対外交渉、収益の確保などといった施設運営のための包括的なオーナー業務の代行を範囲としています。
従来、ビルマネジメントに該当する業務は、ビルの所有者が自らの責任において行っていましたが、近年、不動産をとりまく環境の変化、管理コストの削減等の要求から、個別ビルごとの事務を専門的に行う事業としてビルマネジメントが生まれた。
ビルマネジメントの業務内容
ビル環境を快適・安全に保つための日々の管理、そして建物のライフサイクルを見据えた長期的な管理計画を、適正コストのもとプランニング。 さらに、テナント料の回収・催促、要望・クレーム窓口、入退去時の契約手続き等、テナント業務の代行などがあります。
テナントの誘致
個々のビルの条件を考慮し、そのビルの空室に対して最適なテナントを誘致します。
ビルの空室を減らすこと、ビルの収益を向上させることに留まらず、そのビルの資産価値を向上させる業務です。
賃貸借業務の代行
テナントの募集から入居後の管理までの管理が行われます。
賃料・共益費などの請求・回収
賃貸不動産の賃料や敷金を受領、諸経費や固定資産税などの支払を代行。余剰資金は定期的にオーナーの口座に送金し、合わせて入出金レポートなどが提出されます。
コスト管理
設備管理建物のライフラインである設備を、コンプライアンスに則って、管理するし、適正なメンテナンスを実施し、 建物の資産価値向上を図る業務です。
オーナー代行業務
修繕・リニューアル 、最適な中長期修繕計画の提案、ニューアル工事の実施、耐震診断、エネルギーコスト削減などの計画をオーナーに代わって行われます。
- 修繕計画の立案・実行
- 改修・模様替（レイアウト・リニューアル等）の企画・実行
- 工事の管理
- 下請け事業者の選定・管理
- 施設内イベントの管理
- 契約交渉
- 監督官公署の対応
- クレーム対応
- コンプライアンス管理
- 防火管理（防災、避難訓練の統括）
- 申請・届出
- 経理、決算書・報告書の作成
管理サービス業務
オフィスビルや商業ビルなどの複合ビルにおいて、快適に、よりスムーズな利用を目的とし電話交換業務や受付業務に専門職員を配置した、「利用者の満足度向上」を上げる業務になります。
メールサービス
大量に郵送されてくる郵便物を仕分けして部署ごとに配布する業務
