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アップグレード改良工事

窓ガラスと太陽光発電

◎ 窓ガラスをペアガラスにすると効果的

気密性の高いマンションは冬暖かく快適だが、朝、起きると窓ガラスに水滴がつき、サッシ付近の床がびしょ濡れになっていたという経験をされた方もいるのではないだろうか。こうした窓の結露が、窓ガラスを2重にすることで解消されるという。しかも、今あるサッシはそのままで、ガラスを取り替えるだけで2重ガラスに変身するという商品も開発されています。工事も半日で済み、結露が解消されるだけでな く、冬暖かく、夏は太陽熱を遮り冷房効率もよく地球温暖化防止にもつながります。

結露はなぜ起こるのでしょう

寒い日、電車に乗り込むとメガネが曇った、という現象を多くの方は経験していると思います。実は、これも結露のひとつです。

では、気温や電車の空調、混雑の仕方によって曇り具合が違ってくるのはなぜでしょう。

結露は身近な現象ですが、そこには意外と複雑な仕組みが隠されています。 結露の仕組み 空気中に含まれる最大水蒸気量は、温度が高いほど多くなり、温度が低いほど少なくなります。そして、ある温度の空気中に含まれる最大水蒸気量に対 して、その時点で実際の水蒸気量の割合を表したものを相対湿度(以下「湿度」)といいます。

従って、水蒸気量が一定でも、温度が変化すれば、湿度も変化す るのです。温度が20℃、相対湿度が60%の状態から、温度だけが15℃に下がったとします。すると相対湿度は82%に上昇することがわかります。さらに 温度が下がって、湿度が100%を超えると、空気中の水蒸気は水滴に姿を変えます。

この時の温度を露点といい、この水滴が結露の正体です。 結露が発生しやすい状態とは 住宅内部の水蒸気量を一定とした場合、暖房している部屋に比べて、暖房していない部屋の方が、また日中よりも部屋の温度が低くなる明け方に湿度が上昇するので、結露が発生しやすくなります。さらに、部屋の隅や出窓、厚いカーテンで覆われた窓など暖かさが行き届かない場所も要注意。また暖房機器の種 類、加湿器の使用、空調などによる住宅内部の水蒸気量の変化も大きく影響します。

断熱ガラスは結露に強い

窓ガラスの結露は窓際の空気が露点よりも冷たいガラスに触れることで起こる現象です。断熱ガラスは、一枚ガラスに比べて室内の暖かさを逃がしにくいうえ、外の冷たさも伝わりにくいのでガラス面が冷えにくく結露の軽減に有効なのです。

各種ガラスの性能を証明します

結露は、このように多くの要因が複雑に作用して発生する現象です。だからこそ、計画的な換気を行い、室内湿度をコントロールすることに加え、断熱 性の良いガラスを採用することが重要です。ペアガラスは断熱性をアップし、さまざまな条件のもとで、最も結露しにくくなります。複層ガラスで結露が発生する場合でも、ペアガラスで結露が発生しない商品もあります。

工期が短縮され、エコ・予算を圧縮して、マンションライフをより快適にするグレードアップ工事を検討されてはいかがでしょうか?

◎ 簡単にできる「二重窓」

窓ガラスの結露・騒音・泥棒対策に効果

窓を二重サッシにすることで、防音、断熱、防犯性が高まるというのは知っているけど、「窓」を二重窓にする工事は、なんだか大変そうと思っていませんか。ところが、簡単にできる方法がありますので、一度検討してみませんか。

「二重サッシ」はマンションには最適

いまある「窓」の内側に、大がかりな工事をせずもう一枚窓を取り付けるインナーウィンド・二重窓が開発されています。インテリアに合わせて和風の障子タイプや色なども選択できるものもあります。事前に採寸し、工場で設計、制作する完全オーダーメイドするので、 施工自体は、標準的なタイプであれば1カ所につき30分〜1時間で完了します。また、断熱・防露にすぐれたペアガラスと組み合わせたり、防音・防犯・UVカット等に すぐれた『合わせガラス』、といった機能ガラスを選択することで、さらに部屋のニーズに合った「防露」「防音」「防犯」効果のアップが得られます。おまけ に冷暖房費用も節減でき、省エネ効果で環境に優しい「窓」です。

このタイプの二重サッシは、共用部分のサッシに取り付ける場合や、専有部分への取り付けとなる場合があります。共用部分であれば組合で一括しての工事となります。

◎ 太陽光発電

これまで、日本のお家芸であった太陽光発電は、普及率でドイツに抜かれてしまいました。04年度まで導入量も生産量も世界のトップであったのに、05年度末で補助金制度を終了した影響で設置戸数が減少に転じてしまったのです。しかし、ここにきてようやく「低炭素社会」の実現に向け、太陽光発電の普及に対 して動きが見られるようになってきました。  

経産省は09年1月に補助金制度を再開し、10年度以降、家庭で発電して余った電力を今までの2倍で電力会社が買い取る制度(期間は10年間)を審議中で、前倒しのスタートも検討されているようです。

これらの動きにより、太陽光発電の普及が一気に進みそうですが、実はこれらの施策の対象は、一戸建て住宅のみなのです。なぜ、マンションには太陽光発電システムが普及されないのでしょうか?

マンションに太陽光発電が普及しない理由

日本では家庭向けの電力自由化が実施されておらず、各家庭に電気を供給できるのは、太陽光などの自家発電を除けば、電力会社だけとなっています。

つまり、マンション管理組合が太陽光発電設備を導入し、それから各住戸に電力供給するのは、発電事業と見なされてしまい出来ないようです。なので現状でマンションに導入する場合、太陽光パネルを住戸ごとに持分がきちんと分け、送電系統や余った電気を電力会社に売るための電力量計なども、すべて住戸ごとに 設置する必要があります。

もちろん、共用施設の電力のみに使用し、余剰電力は各住戸に供給せず、すべて電力会社に買い取ってもらえば問題はありません。でも、これでは集合住宅のメリットはなく、普及するはずもありません。

ベランダ用太陽光発電システム

マンション全体での導入が難しいならと生まれたのが、各住戸のベランダに設置するタイプの太陽光発電システムです。 但し、設置場所が限られるため大規模なものはなく、発電能力も家庭全体を賄えるものはありません。各メーカーは、日々の研究を行っているようですので、今後の開発に期待したいところです。

低炭素社会実現に向けた社会的な役割

マンションは528万戸に達し、国民の1割を超える重要な居住形態というだけでなく、社会の重要なインフラでもあります。低炭素社会実現に向け待ったなしの状況の中、このインフラをまった活用できないのが現状です。

その原因となっているが、家庭向け電力『低圧電灯』分野の自由化問題です。既に産業用の『特別高圧』と『高圧』分野は順次自由化されました。2007年に検討されるも見送られた経緯がありますが、是非、早急な検討再開をしてもらいたいものです。 マンションの太陽光発電システム導入が促進されることは、マンション居住者のメリットだけでなく、夏季ピークとなる電力の安定的な供給のためにも、社会的ニーズとして考えたいものです。

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