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大規模修繕の工法・改修工事・施工事例

バリアフリー

バリアフリー環境を整備することが、マンションの資産価値を高めるのです

マンションは、以前は一戸建てを買うまでの一時的な住まいと考える人が多かったですが、現在は永住を希望する人が多数派となっています。

マンションの永住志向が強まる中、年月が経てば住民は確実に高齢化していき、いずれはバリアフリー環境が必要となってきます。

長期修繕計画の中に共用部分のバリアフリー化計画を組み込んでおくといいでしょう。

エントランスの入り口にスロープを付け、階段部分に手すりを設置する、エレベーターホールや廊下に段差があれば無くし手すりを付ける、非常階段に手 すりを設置することなどです。バリアフリー化工事、さらに、廊下やロビーの床面を水に濡れても滑りにくい仕上げ材に張り替えたり、階段の段鼻部分に滑り止 めを付けたり、駐車場の一番建物に近い場所を車椅子専用車輌用のスペースにしたり、敷地内に適度に休憩用のベンチを配置することなども、バリアフリー化の一部です。

高齢者や障害者の住民から、マンションの中で不便な点や要望などを聞くことも大切です。

◎ 共用部のバリアフリー改修にはどのようなものがあるでしょう

専有部のバリアフリー改修が、その住戸に住んでいる人のための「オーダーメイド」的な素養が強いのに対し、マンションすべての居住者を含む利用者にとって使いやすい、ユニバーサルデザイン化が必要とされるのが共用部のバリアフリー改修です。 では、そんな共用部のバリアフリー改修にはどのようなものがあるでしょう?

◆ 廊下や階段の手すりの設置

◆ エントランスや共用通路の段差の解消

◆ 通路や門などの入り口の拡幅

◆ 滑りにくい床材への変更

◆ 点字ブロックの設置

どれも、駅などでは当たり前のようになっている設備ですが、築年数の古いマンションには備えられていない、あったとしてもすべてに対応したマンションはまだまだ少ないのが現状です。 もちろん、どこをどのように改修するかという点はマンションによって異なりますが、車イスでも通りやすいようにエレベーター周辺部や廊下では70センチ以上の幅をあけたり、段差をフラットにすることで通行障害を解消したり…

もちろん、どこをどのように改修するかという点はマンションによって異なりますが、どのような工事がいつ必要なのか、修繕金額の積立状況や居住者のニーズを勘案したうえで、管理組合にて検討する必要があります。

◎ 共用部のバリアフリー改修の懸案事項

管理組合はこのような居住者の意見を取りまとめ、改修の有無や程度、時期などを判断する必要があります。

バリアフリー改修は大規模修繕等の修繕にあわせて行う管理組合が多いようですが、他の防水や外壁、給配水管といった設備が先行して修繕費用が割り当てられるため、どうしてもバリアフリーは「後回し」とされてしまうことが少なくないようです。

また、改修に当たっては特別議決が必要であり、入居者の年齢が低い世帯が多いマンションほど、バリアフリー改修への負担金について異議が出るなど、バリアフリー改修についてまとまらない、ということもあるようです。

しかし、生活者の誰もが長く住めるマンションであるために、またマンションの資産価値を守るためにも、バリアフリーへの対応は欠かすことができません。 管理組合はこのような居住者の意見を取りまとめ、改修の有無や程度、時期などを判断する必要があります。 少しでも負担金を減らすために、上記の公庫融資を活用したり、自治体の行っている「共同住宅バリアフリー補助制度」など、バリアフリー化を推進する補助金制度などを活用するのがよいでしょう。

◎ ソフト面でのバリアフリーの向上を

高齢者をはじめ居住者の誰もが住みやすいマンションにするために必要なバリアフリー。

しかし、快適な暮らしのために必要なのは、建物や設備の工事だけではありません。 引きこもってしまいがちな高齢者世帯と他の世帯が管理組合や自治会を通して互いに交流し、コミュニティの活性化を図ることで、高齢者のサポートだけでな く、居住者の総合扶助によるマンション全体の活性化も見込めます。

このようなソフト面からのサポートも「バリアフリー」には欠かすことのできない要素です。

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