電話 0120-377-251

電話 0120-377-251

大規模修繕の工法・改修工事・施工事例

給水管改修

◎ 給水管

給水管の材質と修繕周期

給水管の劣化の程度は、管の材質や使用ヶ所、水質などによって異なり、修繕周期にはかなりの幅があります。

水道用亜鉛メッキ鋼管の場合

更生工事を行ったものは、更生工事後10〜15年程度で取替え、行っていないものは、15〜20年程度で取替えます。

硬質塩ビライニング鋼管の場合

継手に防食継手を用いていないものは、20〜25年程度で更生又は取替えます。

管端コアを用いているものは、20〜30年程度で更生又は取替え、防食継手を用いているものは、30〜40年程度で取り替えます。

ライニング工法

★使用部位における特徴、耐用年数

部位
特徴等
耐用年数
ねじ切り継手部
肉厚が薄い
部位によって異なる
異種金属接続部
バルブ(砲金などの金属)との接続配管部分等
築後15年前後
通常継手部
部屋内の壁・床下などの配管部分
築後25〜30年前後

※1. 耐用年数は、部位によって、異なります。

ねじ切り継手部

ねじ切り継手部

通常継手部

通常継手部

マンションの給水管は、1970年過ぎまで、水道用亜鉛メッキ鋼管が使用されていましたが赤水問題が出始め、1970年頃から、水道用塩ビランニング鋼管が使用されるようになりました。

また、その後、ステンレス鋼管や非金属管など、施工性・耐久性・強度などに優れた配管も、多用されるようになりました。

給湯管

給湯管には、耐食性の強い(腐食しにくい)銅管が使用されており、ほとんど腐食しないため、耐用年数は長期にわたります。

ただし、酸化銅の欠落部があると、その部位で孔食が起きてしまい、早ければ6〜7年で、漏水を起こすことがあります。

マンションをしばらく空けた場合、銅管の青水で給湯管蛇口の点滴が、浴槽を緑青色に汚すことがあります。銅管に代わる新商品も開発・使用されています。

孔食(こうしょく)

一般的には、銅管は、表面に酸化銅被膜ができることで、ほとんど腐食しないといわれていますが、この表面局部的に酸化銅の欠落部があると、腐食して穴があき、そこから漏水します。 孔食の発生は、水質(残留塩素、PH、溶存酸素)や流速の影響も考えられます。

給水管の主な劣化現象と原因

赤水問題が、1960年代から発生し、給水管や継手が逐次改良されています。

1. 赤水・青水の発生

赤錆、緑錆

2. 水の出方(水量・水圧減)

錆瘤

3. 管・継手部の腐食・水漏れ

ねじ山

4. 弁の劣化・開閉不良

発錆

5. 配管支持金物の損耗

発錆、腐食

6. D保湿材・防露材の損傷

劣化、打損

赤水・青水・水量チェック
赤水・青水
水量チェック
配管保温材の劣化
配管保温材の劣化
管内発錆
管内発錆
支持金物の発錆
支持金物の発錆

金属の腐食

金属の腐食は、いろいろな原因で発生します。 鉄は、水が存在するとその部分で局部電池(ミクロセル)を形成し、錆が発生します。 金属が腐食する基本的な原理は、電池(CELL:セル)化学反応による作用です。

湿食腐食⇒MICRO(ミクロ)CELL(セル)腐食
異種金属接触腐食⇒MACRO(マクロ)CELL(セル)腐食
各々の金属は、異なった電位を、持っています。

貴金属
電気量が多い(電位が高い)
溶解性(イオン化傾向)が低く、腐食しにくい

卑金属
電気量が少い(電位が低い)
溶解性が強く、貴金属と比べて腐食しやすい

バルブのように、砲金などの金属でできている材質と、鉄管が結ばれている異種金属の接続部では、砲金より卑な電位の鉄は、通常の倍以上の速度で腐食が進みます。給水管、給湯管の材質として用いられている、金属の電位は、

銅>鉛>鉄>亜鉛

となり、電位の低いものほど、腐食しやすい金属といえます。また、鉄には、いろいろな種類があります。 水道用給水亜鉛メッキ鋼管は、鉄と炭素の合金ですが、一般的には、0.03〜1.7%の炭素を含むものを“鋼”といい、1.7〜6.68%の炭素を含むものを"鋳鉄"といいます。

また、炭素以外にケイ素やマンガン、りん、硫素などの微量元素を含んでいます。 排水管によく使われてきた鋳鉄管は、鋼管などに比べて、炭素の含有量が多く、腐食しにくい反面、硬くてもろい材質です。

赤水、青水、白濁水、黒錆

給水管に鋼管を使用した場合に、水道水の殺菌用塩素や溶存酸素によって、鋼管の内部が酸化し、水に溶け出して流れる錆色の水が、いわゆる“赤水”です。
給湯管に多用される銅管が酸化し、湯水に溶け出てくる緑青色の水が、“青水”です。
また、給水管内に空気が入って、飲料水が白くにごって出る水が、“白濁水”です。
“黒錆”は、錆が固まり、水や空気があっても化学反応を起こさず、錆が進行しない安定した状態(不動態)のものをいいます。
ステンレス鋼管が、錆びにくいのは、表面に不動態被膜が形成されるからです。

電池による発錆実験

電池による発錆実験

シャフト内配管の発錆

シャフト内配管の発錆

ウォーターハンマー

水道の蛇口を急に閉めた際に、管内の流れが急激に断たれるため、スムーズに流れていた管内の水が、直角に曲がった管壁などにぶつかり、衝撃音を発生させます。
また、給水ポンプの逆止弁が急に閉じ、騒音が発生することがあります。
これを“ウォーターハンマー現象”といい、騒音や配管・機器類の損傷の原因となります。また、配管の固定が不十分なことが一因ともなります。

給水施設の劣化

受水槽、高置水槽

1970年代までは、コンクリート製水槽や内面樹脂塗装された鋼板が主流でしたが、1970年台初期にFRP製水槽が出始め、主流となり、今日に至っています。その後、鋼板内外面樹脂コーティング製水槽やステンレス製などが出ています。

コンクリート製水槽

鉄筋コンクリートで作られているため、躯体のひび割れや防水モルタルの防水機能の劣化(15〜18年の耐用年数)により、汚水や雨水が浸入する。

鋼板製水槽

水槽内面のエキポシ樹脂が経年劣化により、錆腐食が発生し、漏水が起きる。

FRP製水槽

FRPの保護被膜が大気汚染や紫外線などにより耐候性が劣化し、強化材であるガラス繊維が飛散することによって、強度低下を起こしたり、パネルの組立ボルトの錆腐食やゴムパッキンの劣化などが起きる。 これにより、漏水が発生する。

FRP製水槽の劣化

FRP製水槽の劣化

水槽蓋部の劣化

水槽蓋部の劣化

鋼製架台の発錆劣化

鋼製架台の発錆劣化

給水ポンプの劣化現象と原因

給水ポンプの種類

1. 揚水ポンプ…受水槽に貯えられた水を、高置水槽に、揚水する。

2. 加圧給水(圧送)…受水槽の水を、直接、水栓に送る。

3. 直接増圧給水ポンプ…受水槽、高置水槽を、使用しない。

劣化現象と原因

部品の摩耗、異常や振動及びモーター焼けなどが、ポンプの効率を落とします。
防音装置が設置されていない場合は、ポンプ運転時に振動が躯体や配管に伝わり、騒音や振動が問題になります。
配管の延長距離が長く、曲がりの多いものや水撃防止逆止弁が採用されていない場合は、ウォーターハンマーが発生することがあります。
定期的な点検や周期的なメンテナンスが行われていないものは、ポンプやモーターの劣化や不具合が、寿命を縮めることになります。
定期点検では、消耗部品の交換にも注意し、使用耐用年数を延ばすようにしましょう。
加圧・給水ポンプは、1965年頃から使用され始めました。受水槽に貯えられた水を加圧・給水ポンプで、圧送して配水する方式で、高架水槽が無くても給水できますが、高架水槽方式のように貯留水がないため、停電時に断水し、給水できなくなります。

ポンプベースの発錆

ポンプベースの発錆

水中ポンプの発錆

水中ポンプの発錆

お問合わせお問合わせ