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大規模修繕の工法・改修工事・施工事例

機械式駐車場の維持管理

マンションの駐車場の現状

機械式駐車装置は、エレベーター設備と異なり定期的な点検が法的に義務づけられていません。そのためワイヤーが切れてパレットが落下したという事故など が報告されています。安全かつスムーズな作動状況を確保するためには、メンテナンスは欠かせません。では、定期点検の回数や費用はどの様になっているので しょうか。

定期点検

(財)駐車場整備推進機構が機械式駐車場装置を保有する管理組合を対象に、平成17・19年度に行ったアンケート結果によりますと、年間点検回数の最も多いのが年6回、次いで年4回と12回となっています。また、定期点検費用も年・台あたり20,000〜30,000円が多くなっています。
また、同機構の平成18年度機械式駐車装置メーカーアンケート結果によると、年間点検回数は昇降式では4回、6回が多く、タワー式ではほとんどが12回でした。定期点検費用算定の考え方についての回答では、次のように報告されています。

費用構成:消耗品費、人件費、緊急対応費、経費

費用概算:

1. 3,000〜4,500円/パレット

2. 大雑把には、3,000〜6,000円/パレット

3. 標準価格(30,000円)+(台数×3,000円)

4. 多段式
年6回点検:1回当り
基本料金48,000円+(2,600円×パレット数)
年4回点検:1回当り
基本料金55,000円+(3,000円×パレット数)

5. タワー式
年12回点検:月当り134,000円(30台標準)

長期保全計画

機械式駐車場装置の性能を長期間にわたり維持するためには、一般の機械と同様に適切な維持管理が必要です。駐車装置の機械部分の減価償却資産としての耐 用年数は15年と定められていますが、適切な保守(定期点検)と保全(部品交換)を実施する事により、さらに長期間にわたって使用することが可能になりま す。保守会社より「長期保全計画書」を提出させることも一つの方法です。管理者が駐車場設備の中長期的な維持管理計画を作成する時の基本資料となります。

修繕工事

機械式駐車場装置の経年劣化により、各パーツの交換を周期的に行いますが、10年を過ぎてさらに、減価償却資産の15年を超えると、各機械装置の老朽化が進み大型部品の修理が必要となります。その場合入替え工事(リニューアル)と比較検討しての対応が迫られる事となります。 また、鉄部の塗装工事(一般に6〜8年に1回)も定期的に行う必要があります。特に東北地方では冬季間の融雪剤の影響で、パレット等のサビが多く発生する場合あり塗装工事の頻度が多くなる場合もあります。

維持管理費の目安

機械式駐車場の維持管理費は、全体としてどの位掛かるのでしょうか。(財)東京都道路整備保全公社のHPで駐車場の種類と特徴に次のように記載されています。だだし、維持管理費は、保守・点検費用、保険料(建物、機械)、電力量を想定したものです。

  • 自走式立体駐車場1万円/1台・年
  • 機械式立体駐車場(循環式)10万円/1台・年
  • 機械式立体駐車場(エレベータ式)10万円/1台・年
  • 機械式立体駐車場(多段式)7万円/1台・年

その他、ピットの排水ポンプ設備、駐車場に必要な消防設備などもあり、機械式駐車場の維持には相当金が掛かります。

機械式駐車場の改修工事

機械式駐車場の修繕周期は、形式により大きく異なります。駐車装置の機械部分の減価償却資産としての耐用年数は15年と定められていますが、一般的には駐車装置は20〜25年程度で取替え、昇降装置は10年程度、安全装置は5年程度で修繕・取替え、排水ポンプは10年程度で取替えます。
改良工事は、マンション内の駐車場ニーズにより、機械式駐車場の導入・増設を行うことや、駐車装置の性能をグレードアップすることが検討事項になりま す。性能のグレードアップには、駐車装置を全面的取り換えの際に超静音・超パワフルを実現したタイプやコンパクト設計による省スペース対応のものなどがあ ります。また、車高が高い大型車両が駐車可能な駐車装置の作り変えるを行う事もあります。

地下ピット式機械式駐車場の改修工事のコスト(単価)は概ね次のように想定されます。

※2. コストは地下ピット機械式駐車装置を50台規模として場合の1台当たりの単価

新設
工法:平面駐車場を機械式駐車場に変更
仕様:掘削、ピット、駐車装置、ポンプ新設
コスト :150〜200万円/台
取替え
工法:機械式駐車場の取替え
仕様:既存ピットを再利用
コスト :100〜150万円/台
取替え
工法:大型機械式駐車場に取替え
仕様:既存ピット撤去、大型ピット駐車装置に変更
コスト :200〜250万円/台
廃止変更
工法:自走式立体駐車場に変更
仕様:既存ピット、機械式駐車装置撤去 コスト :180〜230万円/台

※3. あくまで(財)駐車場整備推進機構(業界団体)が実施したアンケートの結果です。駐車場の条件で大幅なコスト削減に繋がる例が多いといえます。

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