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大規模修繕の工法・改修工事・施工事例

屋上緑化

近年、都市部の気温が異常な高温を示すヒートアイランド現象への有効な対策として、また潤いある都市空間づくりとして、屋上緑化が注目されています。

夏の強烈な照り返し(屋上のコンクリートの表面は50度を超す)も、冬の冷気も、屋上に緑のじゅうたんを敷き詰めれば、当然外断熱の効果は飛躍的に上がります。この特性は建物を長持ちさせることにもなりますし、光熱費コストの削減に繋がります。

都心などでは、貴重な「緑地」としての可能性が期待され、自治体では緑化政策の一環として、ビルやマンションの屋上緑化を推進しています。東京都をはじめ、ある一定の敷地面積を持つ建物を新築したり改築したりするときには、一定の屋上緑化が義務付けされました。

屋上緑化の効果

1. 断熱効果(省エネルギー効果)
根から吸収した水分を葉などから水蒸気として放出し(蒸散作用)、これによって周囲の温度を下げる。一説によると20%もの省エネになるそうです。

2. 劣化防止効果
建物にあたる紫外線を遮ることで劣化を防ぎます。但し、屋上建材と土壌との遮断を効果的にしないと逆に建物を劣化させるので注意が必要です。

3. 保水効果
ゲリラ豪雨時など、アスファルトが雨水を吸収できず洪水になりがちなのを、雨水の流出を緩和することで抑制します。

4. 防音効果
屋外の騒音を吸収します。

5. 大気の浄化
植物は、地空温暖化の元凶といわれている二酸化炭酸ガス(CO2)を吸収し、代わりに酸素(O2)を提供します。

6. 癒し効果(ヒーリング効果)
実は、緑に囲まれることによって、居住者の心を豊かにするという効果が一番大きいという声を聞きます。しかも、コミュニケーションにも役立っているようです。

導入の留意点

マンションの屋上緑化は、土壌と樹木をもってきて単に植えるだけというわけにはいきません。
緑化のために必要な強度が十分に満たされているかなど、留意しなければならない点があります。

  • 積載加重のクリア(建築基準法には一定の基準が定められている)
  • 耐根施工(植物の根から建物を守るための施工)
  • 排水設備(雨水をたて管等に導くための施工)
  • 防風設備(風による土の飛散防止や植物が倒れない施工)

また、施工後には維持メンテナンスが必要となります。管理人や住民で対応できることと、専門業者に委託しなければならないことなど、管理費用面での十分な検討も忘れずに行ってください。

屋上緑化の工法

建築基準法では、屋上全面に荷重をかける場合、積載重量は1平方メートル当たり60キロに規定されていました。
このため、これまでは60キロ以下で生育可能なマット化された植物や芝生などに限られていました。それが、軽量でしかも排水性に優れ、なおかつ保水性も兼ね備えた土壌が開発されたことで、さまざまな植物の育成が可能となり、多様なデザインが楽しめるようになり、施工、防水、造園といった業者からさまざまな工法、商品が提供されています。

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