ブレーカーはその容量範囲以上に電流が流れるときにそのを遮断し、設備を保護するものです。
どれだけ電流が流れたら、何分以内に遮断するという基準がJIS規格で決められています。
通常のブレーカーは熱を蓄積し、内蔵されている鉄の収縮を利用してブレーカーを落とすため、一度目は動作
をしますが、二回目からは落ちるまでの時間が短くなります。
また、熱蓄積型のブレーカーは外気温の影響を受けやすいため、夏場はブレーカーが 落ちやすくなります。
このような欠点を改善したのが、「電子ブレーカー」です。
機械式駐車場やエアコンなどの動力機器の増設によって低圧の契約容量が50kwを超える場合があります。
この場合は法律によって高圧受電変換設備(キュービクル)の設置が義務付けられますが、電子ブレーカーを取り付けることによって回避されるケースがほとんどです。
これによって高額なキュービルの設置費用・その後の保守メンテナンス費用や月々の基本料金も抑えることが出来ます。
(高圧受電設備がないマンション共用部分の電気料金は「低圧+電灯」の二種類によって構成されています。)
電子ブレーカー導入に関して、よくいただく質問をQ&A方式で紹介致します。