ガス給湯器は、給水管から進入した水を熱交換器を通る際にバーナーの炎により瞬間的に沸かして、お湯を供給する設備です(専有部分)。
尚、2000年に発売が開始された潜熱回収型給湯器(エコジョーズ)とは、これまでロスとなっていた排気の潜熱を利用することで、熱効率を従来の80%から95%を実現させ、さらに排気量も少なくした給湯器です。
電気温水器は、温水器内に入った水をヒーターにより約85℃〜90℃まで温め、保温されるものです。使用する場合は混合水栓により適温にします。
電気温水器は、深夜電力(昼間の電気代の約1/3の料金)で沸かすので、燃料費としてはガス給湯器より割安になりますが、湯量に限界があるため使用途中で湯が切れる可能性があります。
また、湯を貯めておくことから、タンク内部が汚れやすく、定期的にメンテナンスが必要となります。
給湯器の耐用年数は10年前後と言われています。10年を過ぎると、故障が出てくることが多く、また冬のトラブルが一番多いようです。一番使用する頻度が高い冬場に突然、給湯器が壊れるケースがあります。
給湯能力は「号」によって表示されます。これは、給水を25度上昇させた湯の1分あたりの湯量(リットル)を表します。たとえば、24号とは、給水器に 入ってくる水の温度15度の場合に40度(15度+25度)のお湯を1分間に24リットル供給できる能力のことをいいます。
設置する場所や廊下の状況により、排気の方法が異なります。