給排水設備は、劣化が進行すると漏水を始めとする各種の故障や事故が発生します。
水の出が悪い、赤い水が出る、水の流れが悪いなど、良くない兆候が現れたら、これらの状況に応じて、目視のほか、内視鏡、超音波等の非破壊検査や、サンプリング(抜管)調査等を行い、早めの対策を講ずる必要があります。
なお、抜管については一般的には15年程度経過してから行うのが適当と考えられます。
旧い形式の受水槽や高置水槽は六面(上下・左右・前後)点検のできないものがあります。
また、耐震上の処置がなされていないものもあります。(水槽の耐震補強、耐震架台の設置、配管の耐震処置等)がなされていないものもあります。据付アンカーボルトなど、見落としやすいものですが、大事な検査項目のひとつでしょう。
ポンプ類もアンカーボルトの埋め込みや、振動予防等の耐震補強を行っておく必要があります。
事前に予防保全を実施しておくことによって耐用年数は向上します。同じ設備機器でも、保全管理の良し悪しでその寿命には大きな差が生じます。統計によると、事後保全のみの場合は、法定耐用年数まで持たないこともあります。予防保全を正しく実施した場合は、事後保全の1.5〜2倍位に寿命が延びることが証明されています。
事前に予防保全を実施しておくことによって耐用年数は向上します。同じ設備機器でも、保全管理の良し悪しでその寿命には大きな差が生じます。統計によると、事後保全のみの場合は、法定耐用年数まで持たないこともあります。予防保全を正しく実施した場合は、事後保全の1.5〜2倍位に寿命が延びることが証明されています。
受水槽
高置水槽
ポンプ(給水・揚水・消火)
ポンプ(汚水)
ポンプ(排水)
配管類
オーバーホール(分解整備)5年
更新時には運転・制御機器も含む
衛生器具